【犬山城城下町】城下町バナーワークに参加してきました!

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城下町に並ぶ飲食店や雑貨店の看板(バナー)。犬山城の城下町に訪れる観光客のために各店舗が様々な工夫を凝らして観光客を招いています。

そんな看板の中でもピンクを基調とした大きなのぼりや看板、道路にはみ出している看板など少々行き過ぎた感のある看板も見受けられます。

これらは城下町に住んでいる市民の方たちも危惧していることで、昨年あたりから観光客からも苦情をいただくという不名誉な結果も生んでいます。

「城下町の看板をなんとか規格化できないものだろうか?」と犬山市の都市計画課が看板の規制をかけるのではなく、市民による対話から城下町を更に良くするためにどうするか?という話し合いの場が今回の城下町バナーワークなのです。

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城下町にふさわしい?「ピンク」と「かわいい」は誰のため?

最近良く見かける看板やのぼりが「かわいいを基調にしたパステル系の看板」です。確かに犬山城の城下町はインスタグラムを始めとしたSNSで「かわいい+お城」がブームに乗り、毎年観光客は右肩上がりで増えています。

また、編集長がライターとして参加している「名古屋情報通」などの発信速度の早いWEBメディアの記事の話題性も手伝って「かわいい」が認知され、犬山城=かわいいスポットとなった経緯もあります。

犬山城下町で話題の可愛すぎる『恋小町だんご』&恋に効く『ハート絵馬』|名古屋情報通

しかしながらこの「かわいい」は誰のためなのでしょうか?また、かわいいに飽きられたあと、どうなるかは想像するに簡単ですね。

要はブームに乗ることない景観が必要

今回の城下町バナーワークでは数人のグループに分けられ、「いいところ」と「悪いところ」をデスクワークで意見を出し合いました。その意見は後ほどまとめるとして、シンボリックな建物だと思っている「犬山城」。これがもしかしてシンボリックな建物ではなかったとして、この先は少し深く掘り下げてみます。

犬山城と城下町はその歴史的な意味合いから私は「文化の交流点」だと考えています。北は美濃、南は尾張から人が行き交い、それぞれの文化、風習が持ち込まれた土地が犬山であると言えます。

そのため江戸時代から宿場として栄えたのではなく、商業都市として栄え、文化が交流することによって発展して今がある。江戸時代の犬山藩は参勤交代がなかったとの記述もあるため、どれだけ栄えてたかは「犬山祭」を見れば明らかですね。

では現代のシンボリックな建物はなにか?と探してみると、筆者なりに考えて「市役所」がその席を担うのではないでしょうか?

そのためのまちづくりを見据えるべきだったのですが、商売先行で城下町にブーム(インスタブーム)が来たことにより右肩上がりで観光客が増えたのです。この点を抑えておかないとブームだけに頼ったまちづくりになってしまい、全体がつまらないものになります。

他県の城下町はどんな風景?

写真引用:Sakak’s Gadget Blog

ではほかの待ちはどうなのでしょう?近隣で城+街で栄えているといえば「岡崎」が挙げられます。岡崎は城を中心にしたまちづくりではなく「川」を中心にしたまちづくりが展開されています。そのため岡崎城はシンボリックな建物ではなく、観光の一つの場所としての活用がされていて、城目当ての観光客、川(公園)目当ての観光客と棲み分けができています。

次に城下町ではないのですが「京都」を見てみましょう。

写真引用:マイナビ

京都の場合、城以外に神社、寺、史跡と1000年以上の歴史のある街として日本だけでなく世界から注目されている観光地です。

京都の場合は花街がまだありますので、そのお茶屋さんに看板を立てず、一見さんが入れないようにしています。つまりは知っている人だけが入っれる仕組みになっているのです。

また、京都市の町並みを覗いてみると、のれんと看板だけの店が多く、派手に店舗で売っているものを店の表に設置する店は観光客から敬遠される対象になっています。その点、町並みに合わせたバナーワークがされているとなるのです。

ほかにも高山市、郡上八幡市を見ても、そんなに派手な看板やのぼりが立っているわけではなく、それでも観光客はネットや雑誌などの媒体から入っていくのが現状です。

城下町バナーワークで出た意見とは?

では今回行われた城下町バナーワークでどのような意見が出たのでしょうか?箇条書きですが列挙してみました。

犬山城下町の看板、良い点は?

  • 各店舗で個性があって面白い!
  • 店舗名とのれんだけの店があって、むしろ何を売っているのか入ってみたくなった。
  • 店舗が発信している情報量が多い。
  • カラフルで目を引く

等々、個性があるという面が垣間見えます。こじんまりとお店を宣伝しているところは逆に風格もあるように見えるのですね。また若い子向けにはカラフルな看板が目を引いているようで、その効果はいい意味で効果的だと解ります。

では逆に悪い点の意見はどんな意見だったのでしょうか?

犬山城下町の看板、悪い点

  • 情報量が多すぎてむしろ何屋さんかわからなくなっている。
  • パステルカラーが目に刺さる。
  • 古い看板が多く、落ちてきそう。
  • ポスター貼りすぎ。
  • ラミネートのアイテム看板が安っぽい。
  • 城下町全体の統一感がない。

等々、いい面で出たカラフルな看板も逆から見ると悪い面に作用するとの意見がありました。また、看板、のぼり、のれんに統一感がないとの感想もあり、今後の課題としてあぶり出された感じです。

城下町で店舗を営む経営者の皆さんへ

今回初めて市主催の城下町バナーワークに出席したのですが、一番の感想が「城下町で店舗経営されている方の参加があまりにも少ない」と。

「城下町で店舗を営んでいる経営者は他所から来た人ばかりだから…」と城下町でお店を営んでいる方からは素直にそうこぼしていました。他所から来た方が悪いわけではないのですが、きている人が少しでも城下町をよくしようと思うのであればこのようなイベントは来るべきだし、何より市民主導で規制が決まってしまい、あとから聞いていないから守らなくていいみたいな物言いは通用しないように思います。

最近、城下町に取材や人を案内することが増えてきて、お店に案内することが多いのだけれども、どこのお店もクシモノかお団子かふわふわかき氷でまともに座ってゆっくりとお話するスペースがないのです。

看板のことだけに注目すると「売ってやるわ~!」的なお店とかわいいを売りにしているお店が乱立しすぎて、ゆったりとした時間を過ごせないといった「大人の事情」を楽しめる街ではないなと感じます。

ここだけの話、こうした店が乱立しすぎているため、ライターさんを案内しても「なにこれ!?」といった感が強く、とてもおすすめできないし、自身取材にいけないといったジレンマが生まれます。

そのため「城下町はパス!ほかで個性的なお店がないの?あるの?だったらそっち紹介して!!」となります。その場合は大抵城下町界隈のお店ではなく、一本外れた路地のお店だったりするわけです。伝える側にも伝える責任がありますから、読んでいただいた読者さんががっかりするようなお店は紹介できません。

イベントも然りです。ただの飲み会イベントは正直伝え辛く、後々の苦情に対処しなければいけないため、看板の文句と実際参加したときの感想がかけ離れてしまい残念な思いをする読者さんを増やすわけにいかないんです。

今回のバナーワーク、参加してくれる方は本気で「向こう10年の犬山城下町」を考えているのだと思います。また、市役所員の中にも掲示物、看板、のぼり、のれんの罰則付き規制をかけ、景観を戻すべきだ!という声もあります。また、このような会に参加してこそ城下町のまちづくりであり、売って売りっぱなしの状況はまちづくりにあらずだとも感じます。

最後に…

「街を作る」とはそこに関わるすべての人の手によって決められていくべきと筆者は考えています。すべての人とは「住む人」「営む人」「利用する人」と分けることができ、それぞれがそれぞれの意見を持ち寄って始めていいものが出来上がるのではないでしょうか?

当「犬山さんぽ」はWEBメディアを名乗っています。名乗っている以上、いい加減な記事は書かないし、取材先にきちんとアポを取って段取りし、カメラ許可も取って撮影もしています。

いい加減なこたつメディア、スマホで写真を撮っただけ、内容のないブログとはわけが違うのです。伝える責任を負っています。

あなたがもし少しでも「城下町に関わりたい!」「まちづくりに関わりたい!」と思っていて、でも怖くて声が出せない!という方いらっしゃいましたら、当編集部へご連絡ください。集約して意見としてしっかりとお伝えします。

また、参加したいんだけど時間がない!という経営者のあなた!そんな方の意見、相談もどしどしください。

関わるみんなで10年先の犬山を盛り上げてみませんか?

あなたのご意見、お待ちしております!

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