【特集!犬山市市議会議員選挙!!】当落情勢決まる!得票数に差がついたのはなぜか?

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2019年4月21日(日)に行われた任期満了による犬山市議会議員選挙が、21日未明に結了した。

当落の情勢は犬山市のHPから速報が出されているのでそちらを参考にしていただきたい。この校は22人全員のお話を聴いて感じた雑感と当選1位と20位の得票数にどんな差があったのかを分析してみた。

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犬山市議会議員選挙の投票率は?

今回の犬山市議会議員選挙の投票率は49.41%。前回の投票率は55.03%だったので5ポイント以上下げたことになる。また、昨年秋に行われた市長選挙が49.8%で、今回の市議会議員選挙は結果市民の関心を引きつけるだけの要素が少なかった様にも捉えられる。

昨今の国政選挙を含め、余程の変化がない限り投票率は下がり続けているため、他の市町村とさほど変わらない注目度となったのだ。これは強烈なカリスマの不在か、現職強しの安心感か原因はどちらかかと思われる。

この投票率を持って夏の参議院選挙を迎えるのだから、もう少し関心事を政(まつりごと)に目を向けさせる努力が必要だ。

犬山市議会議員選挙はなぜ得票数に差がついたのか?

今回1位の得票数は中村貴文の2344票、最下位が789票の吉田えつおで、その差は1555票もの差がついた。有効投票数を20議席で割ったポイントが1482.35ポイントなので700ポイントほど吉田が落としても当選できた原因は上位4人が2000票以上を獲得したから他ならない。

ではここまで差がついたのはなぜか?要因を探ってみると大変興味深い事実が浮かび上がる。

得票1位 中村貴文・・・2344票

得票2位 鈴木伸太郎・・・2344票

得票3位 ビアンキ・アンソニー・・・2210票

得票4位 しばたひろゆき・・・2210票

得票5位 三浦ちさと・・・1780票

得票6位 大沢ひでのり・・・1652票

ビアンキ以外の5人とも、この4年間欠かすことなく特定の場所で街宣活動を行っている。特に中村、しばた、大沢の三人は犬山駅、清水屋、五郎丸カネスエで見る機会が多かったのではないだろうか?鈴木に至っては毎日欠かすことなく楽田地区で小学生の見守りを実践している。三浦は公明党の党員のため、団体の会合等が毎週行われていて会う機会が多い。

ビアンキはもともと人気が高かったことに加え、TV露出があったため得票を伸ばした。

ここまで読んでお気づきだろうが、5人共毎週犬山のどこかで顔を見ているのだ。得票数を伸ばした大きな要因は「毎日何かしら活動している姿をリアルに確認できたこと」これがすべてである。

実際に活動をあまり発信しなかった吉田、柴山が得票数を落としている。それでも当選できるあたりに犬山という土地柄がまだ村社会であることを伺わせる。

落選した2人はなぜ落選したのか?

落選した2人、小河原うちかどはなにが足りなかったのか?を少し分析してみよう。

今回新人の候補は8人(大井は2度目の挑戦)だ。候補者ファイルにあるように、大井、はせがわ、小川、丸山の4人は専門性の非常に高いスキルを備ええいる。建築、交通インフラ、犬山市役所部長職経験者、中小企業診断士である。

専門性を打ち出すことで当選後4年間で何をやるのか?が明確になり、支持しやすい。特に交通インフラ、防災面は犬山市の喫緊の課題なため、各候補には即戦力の期待がかかる。

注目したいのはいい意味で専門性がなく、人望で当選したはたである。地域ボランティア、小学校PTAという役職等は歴任しているが、先の4人に比べると今ひとつアピールできるスキルが弱い。しかしその弱さを認めて彼の厚い人望で当選した。ここからの4年間で彼が化けるのか、お勉強で終わってしまうのか、票を入れた人に何を返すのかに注目したい。

では本題、落選した2人はなぜ落選したのだろうか?シンプルに分析すると選挙を戦う組織が手探りだった、準備期間と知名度が低かった事が挙げられる。特に特質すべきスキルを持たないと、選挙で訴える内容が聞き手側に回ってしまう。

冷たいようだが、選挙は4年間、何をしてくれるのか?の信を問うのだ。聞き手に回ってしまっては支持者を増やすことは難しい。

かつて犬山市には圧倒的なカリスマ政治家がいた。

彼の上手い点は話を聞きに来た聴衆に、夢を見させる事ができるトーク能力がずば抜けているのだ。ある意味、ヒトラーやスティーブ・ジョブズ、キング牧師に通じた発言の説得力がある。専門性がなくとも聴衆に4年後を見させることができるかどうかを市民は冷静な目で見ているのだ。

また、次回として挑戦するのであれば、4年間の行動が見られていることになる。選挙に出たということは、実は市民に顔を覚えられたということ。自覚と責任を同時に求められる。

今後犬山市議会議員に求められる姿勢はなにか?

1期からインターネットを利用して支持者を集め、新しい選挙の形を提唱している久世が今回は得票数を落とした。彼の支持者は基本的にTwitterやFacebookで実際彼の活動を確認できる市民であることは間違いない。

しかしながら今回は得票数を落としていることに注目すると、インターネットだけの発信では弱いor誰もが発信力をつけてきた、このどちらかである。

誰でも発信者になれる時代になったと歓迎すべき事態だが、プラスαで市民から信任を得るためには街頭に立ち、自身の活動報告を欠かさず、直接会える特別ではない存在でなければ信任を得ることが難しくなったと分析できる。(中村もしばたも大沢も鈴木もFacebookをうまく使って発信している。)

しかしここで注意したいのが、ただ読ませるだけの報告書では支持は得られない。やはり目線が市民と同じ目線で、代表としての発信源であることが大切だ。

4年後にまた統一地方選挙が行われる。4年間その市議が何をやったのかの信を問う。市議会議員が特別な存在で、特権階級などではなく、市民の代弁者であることの自覚が最も求められる素養と姿勢なのではないだろうか。

 

文責・犬山さんぽ編集部 編集長 岩田武

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