【祝!甲子園出場!】誉が起こした素敵な話~たった3人のブラスバンドが起こした奇跡

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高校野球、夏の甲子園愛知県大会決勝戦の中継をたまたまTVで観て驚いた。春の王者東邦高校も甲子園常連校の中京大中京も愛工大名電も強豪・享栄も姿を消しているではないか。全国でももっとも予選参加校の多い愛知県大会。出場校は188校で、その数全国No1である。

夏の愛知県大会はここ数年甲子園常連校が勝ち残る事が多く、今年は筆者なりにタレントの揃ってる中京大中京だと思っていた。が、結果、激戦の愛知県大会を勝ち残り甲子園行きを決めたのは小牧市にある誉だったのだ。

甲子園が始まる前に誉高校が如何にして愛知県大会を勝ち上がったのか、少しまとめてみた。

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実は超がつくほどの激戦ブロックだった!

愛知県大会の決勝戦は桜丘高校との対戦。
初回から誉の打線が繋がり、結果8対1というスコアで幕を閉じた。

誉高校が決勝戦まで登るのに実に7試合を勝ち上がってきていたわけだが、この道程は組み合わせがよく決勝まで残ったとか、奇跡が起こったという端的な話ではない。予選ブロックから振り返ってみよう。

愛知私学4強ってご存知ですか?

優勝した誉のブロック予選最大の山場は4回戦に訪れる。愛知県を代表する甲子園常連校愛工大名電。イチローやソフトバンクの現監督の工藤を排出し、プロ4軍とまで言われるほど野球の名門校である。誉の4回戦の相手はこの愛工大名電だった。どこを検索しても詳しいレポートが載ってないので結果のみ。4対2で名門愛工大名電を退けている。

勝負は水ものとよく言うが、誉はここまですでに3試合をこなしているが、疲労の心配なくこの試合も投手陣の継投と堅実な守備で2点差を守りきって勝っている。プロ注目の遊撃手・澤野悠也を中心に2遊間が締まっていることが大きい。守備力のチームであることは明白だ。また、いい選手には周りの選手をきちっと動かせる力がある。スコアを見ても決して圧勝した試合はなく、監督をはじめとした「弱いチームの戦い方」を心得ているのだと思う。

愛工大名電はシード校ではないが、2回戦から登場。今大会は2試合目で誉に敗れている。タレントも揃い踏みで夏に向けて強いチームをきっちりと作ってくるので負けたと聞いたときは驚いた。しかも無名の誉が名電に勝ったと聞いて2度、驚いたのだ。1年生にプロ注目の選手がいたが、来年にお預けになった。

決勝トーナメントはもっと厳しい戦いだった

決勝トーナメントまで勝ち上がった誉。準々決勝の相手は星城高校だった。結果をサラリと流すと7対4。しかしこの星城高校は2回戦で春のセンバツ覇者・東邦をコールドで下したことにより一気に注目の一校になっていた。さらに伝統校享栄も4回戦で下している。

誉も星城も準決勝に当たるまで愛知4強と呼ばれる名門校を倒してきている。そちらも甲乙つけがたいが、結果誉が7対4というスコアで星城を下している。

誉は準決勝も厳しい戦いを強いられる。スポーツ名門校・中京大中京である。一進一退の攻防の末、5対4で誉が中京大中京を下した。
名電同様、夏に照準を合わせてチームを作ってきた中京。甲子園に出場すれば注目される選手もいただけに、準決勝敗退は残念であった。しかし、誉がここまで強者喰いをやって退けるとは、誰も信じていなかっただろう。監督と選手を覗いて、だが。

決勝戦は誉対桜丘。結果は8対1。序盤から誉の打線が繋がり、1回、5回、8回と得点を重ね、見事にノーシードから甲子園の切符を手に入れた。

監督の名前を聞いて納得!甲子園出場経験者だ!

選手、監督の一覧を見て驚いた。監督が矢幡真也さん。矢幡監督のお父さんは元犬山市議会議員。しかも電気屋さん。1990年に美濃加茂高校のエースとして甲子園のマウンドに立っている人物だ。

高校卒業後、社会人に進んだと聞いていたが、実家の家業を営んでいることまでは知らなかった。因みに山田犬山市長の同級生だそうだ。

野球をよく知ってる人で、100回やって1回勝てるかどうかの試合の戦い方を知っているのだ。準決勝の中京大中京戦はまさにその戦い方をしている。競った試合が多く、コールドで勝った試合は1試合もない。ピッチャーも投球回数か球数で変えて役割を分担していたのだと思う。

個々の選手の個性をよく理解されているから適材適所で選手起用を変えることができるのだと思う。でなければ激戦愛知県大会を戦い抜けない。

1990年の甲子園一回戦の映像があった。敗れはしたが、粘り強く戦うその姿がこの夏の愛知を制した誉に重なる。

甲子園出場に隠れる小さな奇跡の話

実は今回お伝えしたいのは誉の甲子園出場の影に、3人の高校生の話が隠されていることだ。

誉高校にはブラスバンド部がない。私立有名校ではないので限られた生徒数と限られた部活動があるのみ。自由な校風と田園に立つ校舎、小牧市でも山側ののんびりとしたところに学校がある。そのため子どもたちはのびのびと学校生活を楽しんでいる。

ブラスバンドのない誉に3人の元吹奏楽部員が動き出す。甲子園出場の影に、この子達がいたのだ。

3人だけのブラスバンドが奇跡を起こす

ここに練習風景の様子を伝えたTweetがある。協力いただいたのは今回この記事を書くきっかけになった誉高校のとあるメンバーの保護者様から。

広い校庭にたった4人で演奏の練習をしているのがおわかりだろうか?(写真はお借りしてます)

実はこの4人が誉高校のブラスバンド同好会。この春から3人が中心になり先生に懇願し野球部の応援のためにと始めたのだそうだ。誉高校にはブラスバンド部がない。ないなら作ってしまおう!と始めた小さな動き。この動きが甲子園出場をきっかけにもっと大きな奇跡を産んだ。

小牧工業高校と東邦高校が助っ人に!

誉高校が甲子園出場をきめた数日後、小さなブラスバンドが同じ小牧市内の工業高校ブラスバンド部を動かした。なんと誉高校の近くにある小牧工業高校のブラスバンド部が甲子園応援の協力依頼に応じたのだ。

そしてさらに…愛知の強豪校・東邦のブラスバンド部までが誉高校の応援要請を受けて甲子園の応援に協力する。この動きは間違いなく小さな小さなブラスバンドの努力の結果だ。春から練習して、真夏の熱い中必死で野球部を応援し、その動きが2校のブラスバンド部を動かしたのだ。

小さな奇跡というよりも自分の学校を盛り上げたい!という熱意。この小さなブラスバンドの熱意は校内で飛び火して、チア部に伝染。チア部も自分たちの発表会の練習そっちのけで野球部を応援している。

誉高校チア部と野球部

写真引用:@namimocchi

小さなブラスバンドが起こした熱量が校内に伝染し、更に近くの学校を巻き込み、さらにさらに甲子園常連校まで味方につけたのだ。

ここまで準備されたら誉野球部は甲子園で暴れて来るしかない。当サイトは犬山メインにお伝えしているが、こればっかりは関係ない!期待せずにいられないのだ!!

8月3日は甲子園の組み合わせ抽選会。どこが当たっても誉は挑戦者だ。誉ナインもだが、小さなブラスバンドも元気なチア部も大注目だ!甲子園で何が起こるのか、今から待ち遠しくて仕方ない。

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